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音声言語医学
Vol. 57 (2016) No. 1 p. 12-17

記事言語:

http://doi.org/10.5112/jjlp.57.12

原著

全般的な知能が正常である韓国語話者小学3年生101名を対象とし,書取課題,音読課題と認知課題(音韻認識能力,視覚認知能力,自動化能力,語彙力)を実施し,ハングルの書字に影響する認知能力を検討した.書取成績を従属変数とし,音読と認知課題成績を独立変数とし重回帰分析を行った結果,単語書取成績を有意に予測した認知能力は語彙力と音韻認識能力であった.また,非単語音読が非単語書取成績を有意に予測した.重回帰分析の結果から,認知能力が音読成績を媒介し間接的に書字に影響している可能性が考えられたため,共分散構造分析を行った.その結果,単語書取成績と非単語音読成績が非単語書取成績を有意に予測した.これらの結果から,ハングルの書字に複数の認知能力が直接的に影響し,音読力が間接的に影響していると考えられた.

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