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音声言語医学
Vol. 57 (2016) No. 4 p. 367-371

記事言語:

http://doi.org/10.5112/jjlp.57.367

総説

音声言語はヒトに特有な行動であるが,音声言語を構成する下位機能はヒト以外の動物にも同定可能である.これら下位機能を多様な動物において同定し,それらがどう組み合わされば言語が創発するのかを考えるのが,言語起源の生物心理学的な研究である.ここでは,発声学習,音列分節化,状況分節化の3つの下位機能について,鳥類と齧歯類を用いた研究を紹介する.これら下位機能が融合して音声言語が創発する過程として,相互分節化仮説を紹介する.この仮説では,音声言語の起源として歌を考える.歌が複雑化して多様な社会的状況と対応をもつようになると,複数の状況の共通部分と,歌の共通部分が相互に分節化され,歌の一部が意味をもつようになる.これが繰り返され,音声言語の基盤ができる.

Copyright © 2016 日本音声言語医学会

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