音声言語医学
Online ISSN : 1884-3646
Print ISSN : 0030-2813
原著
学齢児の認知機能に対する注意力の影響
水戸 陽子鈴木 牧彦石坂 郁代
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58 巻 (2017) 2 号 p. 127-134

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抄録

学齢児の認知機能と,選択性注意,持続性注意,注意の切替/コントロールに加え,受動性注意と能動性注意を含む注意の下位機能の評価を行い,その関係性を考察した.通常学級在籍の小学2・4・6年生計60名を対象に,包括的注意力検査test of everyday attention for children(TEA-Ch)のほか,continuous performance test(CPT)課題,認知能力の検査を実施した.各検査の標準得点間の相関分析の結果,各認知能力の課題と各注意機能の課題との間に有意な相関を認め,検査課題が必要とする認知機能によって,関連する注意機能が異なることが示唆された.また,視知覚認知課題とCPT課題の見逃し率との間,記憶課題とお手付き率との間に有意な相関を認め,視知覚認知と受動性注意,記憶能力と能動性注意に関連性が認められた.

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© 2017 日本音声言語医学会
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