音声言語医学
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総説
dysarthria患者に対するリハビリテーション
―国際生活機能分類の枠組みで見た音声言語治療―
田中 康博南都 智紀中谷 謙福永 真哉
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2019 年 60 巻 3 号 p. 190-195

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抄録

dysarthria患者に対するリハビリテーションについて文献検索を行い,国際生活機能分類(ICF)の枠組みで音声言語治療の整理を試みた.心身機能面には,発話に必要な発声発語器官の運動範囲や筋力・速度の向上を図るアプローチが分類され,活動面には,現状の機能を活用して発話明瞭度改善に直接つなげるアプローチと拡大・代替コミュニケーションの活用,そして,参加・心理的側面に,患者の社会参加を促し治療意欲を高めることなどにかかわるアプローチが分類される.本稿では言語聴覚士によって行われる行動科学的アプローチを中心に紹介する.また,系統的レビューによる報告を基に,dysarthria患者のQOL向上に対して今後われわれが行うべき課題についても提示する.

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© 2019 日本音声言語医学会
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