音声言語医学
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原著
ケプストラム分析に適用される日本語課題文の試作およびその信頼性と妥当性の検討
城本 修奥田 あずさ宮路 隆世阿部 千佳
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2020 年 61 巻 1 号 p. 18-30

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抄録

【目的】ケプストラム分析に適した日本語課題文を作成し,その信頼性と妥当性を検討する.
【対象】健常若年成人男女各30例(平均年齢22.7歳,SD 4.5歳)
【手続き】持続母音/a/,種類の異なる日本語課題文8文をそれぞれ2回ランダム順で録音し,24時間をおいて,ほぼ同時刻に2度目の録音を実施し,計4回の発話された日本語音声のcepstral peak prominence (CPP),Cepstral/Spectral Index of Dysphonia (CSID)について検討した.
【結果】各課題文において,CPP,CSIDは高い被検者内再現性を示した.また,課題文の種類による主効果が認められた.
【結論】ケプストラム分析で使用されるCPP,CSIDは,日本語課題文の種類にかかわらず高い再現性を示し,有用性が示唆された.ただし,課題文の種類によっては,CPP,CSIDに有意差が認められた.

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© 2020 日本音声言語医学会
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