音声言語医学
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側方開放型直達喉頭鏡を応用した喉頭顕微鏡下手術における手技工夫―レーザー手術時の鉗子操作と気管チューブ保護について―
川井田 政弘福田 宏之佐々木 俊一坂口 良平塩谷 彰浩中川 秀樹酒向 司馬 燕甲能 直幸
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1994 年 35 巻 4 号 p. 369-374

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抄録

直達喉頭鏡を用いた喉頭顕微鏡下レーザー手術は早期喉頭癌の一次治療として確立されてきている。本手術を行うための手技工夫として, われわれが行っている側方開放型直達喉頭鏡を用いて鉗子操作を容易にする方法と気管チューブの保護を中心に紹介した.極小の規格の側方開放型直達喉頭鏡を用いると喉頭展開に優れ, 鉗子の挿入が容易である.また, 排煙用吸引管を挿入できる細径の側管も付属している。一方, 本手術では挿管された気管チューブをレーザーの誤照射から保護することが必要である.そこで, 既存の気管チューブに装着可能なレーザーガードプロテクター (MerocelLaser-Guard) が市販されるようになり, この使用経験についても紹介し, 本手術の問題点についても考察を行った。

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