Dysgraphia in a Patient with Bilateral Opercular Syndrome

Taeko Adachi; Tatsuya Koeda

doi:10.5112/jjlp.39.1

単語書字の獲得が困難であった両側弁蓋部障害の小児例

安立多惠子, 小枝達也

著者情報

キーワード: 弁蓋部障害, 書き取り障害, 音韻性障害, 伝導失語

ジャーナルフリー

1998 年 39 巻 1 号 p. 1-4

DOI https://doi.org/10.5112/jjlp.39.1

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抄録

周産期障害で生じた両側弁蓋部障害を呈する小児の文字表出障害について報告した.4年間の言語訓練の中で, 読字や読解力の向上は良好なのに書字能力が劣るという解離が認められた.書字の誤りを分析した結果, 時間的な要因によって強まる語音認知障害と, 音韻の再構成障害が考えられ, 脳の病巣との関連が示唆された.

責任著者(Corresponding author)

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