音声言語医学
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視覚フィードバックによる音痴の治療―SINGADからVSG (trace) による方法へ―
村尾 忠廣
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2000 年 41 巻 3 号 p. 255-259

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抄録

1960年代以降, 音痴に関するおびただしい数の研究論文が発表されてきているが, 日本では90年代に入ってカラオケとの関係で急速に関心が寄せられるようになった.しかし, 欧米におけるこれまでの科学的な先行研究が踏まえられていない.本報告では, まず, 音痴の概念, 現状, 原因, 治療法の4点について先行研究を外観し, その上で, コンピュータを使った視覚フィードバックによる診断と治療法 (SINGAD, VSG) について述べる.

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© 日本音声言語医学会
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