帝京大学ちば総合医療センター耳鼻咽喉科
2007 年 48 巻 4 号 p. 359-360
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痙攣性発声障害では, 正確な診断が必要である.電話で声を聴いただけでも見当はつくが, 診察して, 病歴を聴取し, 音声所見と喉頭所見から診断を下す.本疾患は疑ってかかることが大切で, 安易に精神科医などに紹介してはならない.一番多い内転型痙攣性発声障害の鑑別疾患としては, 外転型痙攣性発声障害, 音声振戦, 心因性失声症, 機能性仮声帯発声, 吃音, 頭頸部ジストニアの分症, 過緊張性発声障害, 音声衰弱症がある.
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