43 巻 (2002) 2 号 p. 91-93
本稿は第45回口本医真菌学会の「シンポジウムI皮膚真菌症, 新世紀に向けて」で発表した内容をまとめたものである.従来の真菌培養と異なり, 爪白癬の病変爪甲の一部から直接RNAを抽出し, この試料を用いて白癬菌由来のアクチン (ACT) mRNAをrealtimePCR ( : LightCyclersystem) で定量的に増幅し, 菌の同定と菌量を推定した.この方法は4時間以内に完了でき, 特異性と感度に優れ, しかも比較的廉価な方法として爪白癬の診断と治癒判定に有用であると考えられる.