日本医真菌学会雑誌
Online ISSN : 1882-0476
Print ISSN : 0916-4804
わが国の輸入真菌症とその問題点
亀井 克彦
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2005 年 46 巻 1 号 p. 17-20

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抄録

我が国における輸入真菌症は,コクシジオイデス症,ヒストプラズマ症,パラコクシジオイデス症を中心として15年あまり前から急速な増加を示すようになった.特にコクシジオイデス症,ヒストプラズマ症の増加は著しく,いずれの報告例とも40例以上に達している.一方,その高い感染力,重篤性により社会に与えるimpactが大きいにも関わらず,これらの輸入真菌症に対する医療従事者の関心や知識は十分とはいえない.特に最も危険であるコクシジオイデス症では,正しい知識に基づいた主治医と検査部との連携が不可欠である.本稿では最も重要な輸入真菌症であるコクシジオイデス症を取り上げ解説を加えるとともに,我が国における現状とその問題点を指摘した.

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