超音波医学
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特集「Echocardiographic management of valvular heart disease」
膵腫瘍に対する超音波elastographyの現状
桑原 崇通原 和生水野 伸匡羽場 真奥野 のぞみ
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キーワード: elastography, strain, shear wave, pancreas
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2022 年 49 巻 3 号 p. 275-282

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抄録

超音波elastographyは組織の弾性(硬さ)を測定する新しい診断方法である.本総説では,膵腫瘍診断に利用されるelastographyの種類と評価法に焦点を当てる.また,既報の検証から経腹壁超音波(transabdominal ultrasonography: US)elastographyないし超音波内視鏡(endoscopic ultrasonography: EUS)elastographyによる膵腫瘍の診断能について評価する.データベースより20論文(症例数:2096)を選択した.膵腫瘍の診断に利用されるelastographyには,strain elastography とshear wave elastographyの2種類がある.Elastographyの評価法と診断能(感度/特異度)は,USのカラーパターン診断では0.78(95%信頼区間:0.65-0.87)/0.82(0.63-0.94),EUSのカラーパターン診断では0.82 (0.77-0.86)/0.70(0.64-0.76),EUSのstrain ratioは0.94(0.90-0.97)/0.87(0.81-0.92),EUSのヒストグラム解析は0.92(0.90-0.94)/0.79(0.75-0.82),shear wave elastographyは0.90(0.82-0.95)/0.82(0.57-0.72)であった.様々な種類のelastographyと評価法が存在するが,そのいずれも膵腫瘍について高い診断能を有すると結論付けられる.

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© 2022 公益社団法人 日本超音波医学会
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