2016 年 46 巻 1 号 p. 21-24
「スナイパー」は、「たちいぶき(後作サツマイモのネコブセンチュウ害を抑制する秋季飼料用品種)」から育成されたエンバク新品種である。本研究では、九州地域の畑地に分布する5 種植物寄生性線虫に対する「スナイパー」の感受性を調査した。ポット条件下の調査では、4 種ネコブセンチュウに対する「スナイパー」の寄主適合性はいずれも低かった。一方、ミナミネグサレセンチュウに対する「スナイパー」の寄主適合性には、供試した他のエンバク品種との差異は認められなかった。