日本鳥学会誌
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鹿児島県出水平野におけるツル類の死亡個体数の推移(2003~2013)と主な解剖所見
原口 優子吉野 智生高瀬 公三
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65 巻 (2016) 2 号 p. 153-160

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抄録

 世界的に貴重なナベヅル及びマナヅルなどツル類の越冬地として知られる出水平野における,2003年から2013年にかけてのツル類の死亡個体数と,2009年から2013年の間に実施した93個体の解剖調査の所見をまとめた.ナベヅルは成鳥よりも幼鳥の死亡個体数が多かったが,マナヅルでは成鳥と幼鳥の死亡個体数は同じであった.両種とも12月の死亡が多かった.解剖所見を自然要因(感染症等),人為要因(電線衝突等)および不明の3つに大別したところ,ナベヅルでは自然要因が60.0%であったが,マナヅルでは人為要因が63.6%と多くを占めた.

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© 2016 日本鳥学会
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