日本評価研究
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特集:実践が導く評価の可能性:事例と経験の共有
求められる評価の伴走支援とは
―休眠預金等活用制度の事例から―
新藤 健太
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2025 年 25 巻 2 号 p. 77-90

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抄録

 本稿では、休眠預金等活用制度における社会的インパクト評価に着目し、こども食堂サポート機能設置事業と支援付き住宅建設・人材育成事業の2事例を分析することで、求められる評価伴走支援の在り方とは何かを考察した。その結果、評価伴走支援者には「実践的な評価の設計力」や「伴走支援者と第三者性のバランス感覚」、「評価をスタッフ・組織に定着させるための支援・ファシリテーションの専門性」が求められることを考察した。

 また、評価伴走支援が有効に機能した要因として、休眠預金等活用制度では社会的インパクト評価の実施が義務付けられていること、事業実施者との関係性構築・評価設計上の工夫があること、評価伴走支援者と事業実施団体との間で協働の蓄積が重要であることを考察した。

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