家族社会学研究
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特集 家族の「多様化」を再考する――30年の歩みと新時代の家族社会学の想像力
移民家族の「これまで」と「これから」――越境する家族の多様な実態とその変容――
三浦 綾希子
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キーワード: 移民家族, 不可視化, 多様性
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2026 年 38 巻 1 号 p. 55-63

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抄録

本稿では,家族社会学の領域において不可視化されがちであった移民家族に着目し,その多様な実態と家族内で生じうる課題,移民家族をめぐって近年起きている変化について整理した上で,移民家族が不可視化される背景について検討した.国際結婚家族における夫婦の非対称な関係性や子どもと親の適応状況の違い,またトランスナショナルに広がる親族関係などが移民家族に特有の課題を引き起こしている.さらに近年,第二世代の家族形成と第一世代の高齢化という新たな変化も生じており,その実態はより多様化しつつある.日本社会の同化圧力や支援施策の地域間格差,実態調査の不在などによって移民家族は不可視化されやすいが,こうしたマジョリティからみえにくい移民家族の課題やニーズを浮かび上がらせることが今後の家族社会学研究には求められる.

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