薬剤疫学
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会長講演
薬剤疫学研究のトレンドの分析
浜田 知久馬
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2014 年 19 巻 1 号 p. 75-80

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抄録
1996年3月に会誌「薬剤疫学」Vol.1 No.1 が発行され,以後毎年2号を目標に定期的に発行されてきた.最新号は2013 Vol.18 No.1 となる.原著論文はそれほど多くはないが現在までに43報が掲載されている.この原著論文43報に基づいて,これまで我が国において,どのような薬剤疫学研究が行われ,研究のデザインがどのように変化したかを分析した結果について報告する.データベース・方法論に関する研究,医療経済評価はほぼ一定の割合で存在した.有用性評価,薬剤使用実態調査は当初は多かったが,現在では減少している.安全性評価は当初はあまり行われなかったが,最近は増加している.また研究デザインではコホート研究,文献調査,アンケート調査はほぼ一定の割合で存在するが,最近では,ハイブリッドなデザインであるケースクロスオーバー研究,ネステッドケース・コントロール研究等によって安全性評価を行った研究もみられる.
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© 2014 日本薬剤疫学会
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