薬学教育
Online ISSN : 2433-4774
Print ISSN : 2432-4124
ISSN-L : 2433-4774
誌上シンポジウム:医療職専門教育のアクティブ・ラーニングを充実するために―医学教育の取り組みから
アクティブ・ラーニングとは(総論)
泉 美貴小林 直人
著者情報
ジャーナル フリー HTML

2019 年 3 巻

詳細
抄録

薬学を含む本邦の医療系教育は,長く一方向性で受け身の講義が主体であった.しかし,昨今人口に膾炙しているアクティブ・ラーニングは,学修効果の点でも,近年における医療情報の激増により授業中にすべてを教え込むことが不可能になってきたという社会情勢からもその有用性が増している.本来,アクティブ・ラーニングにおける「アクティブ」とは身体的なアクティビティーの高さではなく,主体的で協同的な深い学びを指している.学生が深く思考するためには,教育者は良い「問い」を発することが重要で,どの手法を用いるかはさほど重要ではない.アクティブ・ラーニングは大教室でも充分に実施が可能で,「シンク・ライト・ペア・シェア」やミニッツ・ペーパーなどは比較的簡単に導入できる.アクティブ・ラーニングを成功させるための重要な要素として,①雰囲気作り,②発問による刺激,③話させる・書かせること,④学生相互での学び,⑤経験や事例を通じた学びがあげられる.

著者関連情報
© 2019 日本薬学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top