日本公衆衛生看護学会誌
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活動報告
地域包括支援センターにおける多職種連携による支援を促すケースカンファレンス研修の実施と評価
水村 純子吉本 照子
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2021 年 10 巻 3 号 p. 112-120

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抄録

目的:地域包括支援センターにおける多職種連携による支援を促すための基準を用いた研修を実施し評価することである.

方法:研修は,地域包括支援センターのケースカンファレンスの基準を用い,全3回(210分)で構成した.対象は,A市の委託型地域包括支援センター7か所の専門職30名と委託元の保健師3名とし,研修後の対象の認識とケースカンファレンスの実施状況により研修の効果を評価した.

結果:専門職は,研修の内容を理解して各々の専門職の役割と多職種の専門性を認識し,ケースカンファレンスの基準をもとに実施して,多職種連携の必要性と支援の方向性の統一,多職種連携への進展につながった.また,A市保健師は,研修での学びを確認し,地域包括支援センター内の連携を促せた.

考察:本研修は,地域包括支援センターの多職種連携による支援とA市保健師による地域包括支援センター支援を促すと考える.

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