2025 年 14 巻 3 号 p. 110-121
目的:委託型地域包括支援センター(以下,包括)の看護職(保健師および看護師)が取り組む現任教育の現状とニーズを資格別に明らかにする.
方法:2023年3~4月,広島県の全委託型包括の看護職に調査票を郵送し,無記名自記式・Web入力式により回答を回収した.調査内容は,基本情報,現任教育の取組状況,希望内容とその理由とした.
結果:対象者167人中保健師61人,看護師41人から回答を得た(回収率61.1%).両資格者とも,業務研修,OJT,自己啓発の取組率は高かった.業務研修を除く包括看護職対象の保健活動に関する研修の参加率は低かったが,参加希望者は多かった.回答した保健師は保健活動スキル全般,看護師は実践的スキルの向上を求める傾向がみられた.
考察:看護資格や職務経験等により異なる現任教育のニーズおよび配置人数等の業務環境を考慮した委託型包括看護職の現任教育プログラムの開発が必要と考えた.