農林省農事試驗場北陸支場
1950 年 14 巻 1-2 号 p. 6-8
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
稻熱病の發生と燐酸との關係について2, 3の試驗を行つた。その結果によると,燐酸が缺乏すれば稻熱病の發生は多くなる傾向な示すが,生育に十分な量以上の燐酸は發病を抑壓する効果がない。從つて燐酸施用の効果は燐酸缺乏土壌では認められるが,燐酸豊富な土壌では認められない。また,燐酸不足の影響は窒素多用の場合特にあらわれ易い。地力燐酸は地温の低い時は吸收困難であつても地温上昇すと可給態に變化する傾向にあるから,施用燐酸の効果は低温時に顯著に現われる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら