日本植物病理学会報
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コンニャク葉枯病細菌の検出用選択培地
林 宣夫
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53 巻 (1987) 4 号 p. 489-494

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抄録

コンニャク葉枯病菌Ps. pseudoalcaligenes subsp. konjaciを罹病残渣あるいは土壌中から検出するための選択培地を作成した。その組成は以下の通りである。0.5g KH2PO4, 3.0g Na2HPO4・12H2O, 6.0g酒石酸ナトリウム,2.0g (NH4)2SO4, 10μg L-ロイシン,0.29g MgSO4・7H2O, 67mg CaCl2・2H2O, 0.25mg Na2M0O4・2H2O, 20mgフェノールレッド,2mgメチルバイオレット,12.5mgアンピシリンソーダ,25mgシクロヘキシミド,50mgチラムーベノミル水和剤,15g寒天,1l蒸留水。本培地上で,コンニャク葉枯病菌は28C, 7日後に直径約1.5mmの穹隆状で中央部淡紫桃色,周辺部透明な円形集落を形成した。本細菌の本培地における集落形成率はKing B培地よりも高く,また,グルコース及び酵母エキス加用普通寒天培地で分離される土壌細菌の81.6∼92.5%を本培地は抑制した。本培地を用いて罹病残渣から容易に本病細菌を検出することができた。

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