日本植物病理学会報
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四国地方の土壌から分離したPythium菌の23菌株の病原性
渡辺 恒雄植松 清次井上 喜典
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1988 年 54 巻 5 号 p. 565-570

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抄録

四国地方の土壌から分離したPrthium菌のキュウリ,コマツナとクロマツへの病原性を二つの方法を用いて試験した。まず13菌株を用いたポットによるキュウリへの接種試験ではP. aphanidermatumの3菌株,次いでP. spinosumの2菌株の病原性が強かったが,他の8菌株は,まったく病原性がないか非常に弱かった。寒天培養覆土接種法では23菌株を供試し,コマツナに対してはP. ultimumの1菌株, P. aphanidermatumの3菌株を含む7菌株の病原性が強く, 20%以上の被害率であったが,他の菌株の病原性は弱いかまったく認められなかった。またクロマツへのP. aphanidermatumP. spinosumなどの病原性は認められたが,その被害率は25%以下であった。

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