九大農學部植物病理學教室
1936 年 6 巻 3 号 p. 199-204
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本報告はPiricularia oryzaeの生理的性質の内稻熱病の病理に直接關係あるものにして而も未だ調査の完からざる處を報告したるものとす。(1) 本菌は酸素の缺乏せる處に於ては生長せず。(2) 本菌發育の最適温度は28℃附近なり。(3) 硝酸を利用し得るも,硝酸還元作用を認めず。(4) 亞硝酸には中毒作用を受く。(5) 葡萄糖を利用し得るも,澱粉糖化力微弱なり。(6) Celluloseを多少分解利用す。(7) Pectin物質をよく利用し得。
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