日本植物病理学会報
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アブラナ科野菜根こぶ病菌個体群におけるRAPDパターンの差異
矢野 彰吾田中 秀平伊藤 真一亀谷 満朗
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1997 年 63 巻 3 号 p. 179-182

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抄録

7県で採集したアブラナ科野菜根こぶ病菌(Plasmodiophora brassicae Woronin)の16圃場個体群(Williamsのレース1, 4, 9)について, 32のランダムプライマーを用いrandom amplifed polymorphic DNA (RAPD)パターンの比較を行った。供試した16個体群のうち, YAYHとSSはRAPDパターンによって他の14個体群から明確に区別することができ,これら2個体群は他の14個体群とは遺伝的に大きく異なることが示唆された。この結果は,以前報告したアイソザイムおよび可溶性タンパク質の分析による結果とほぼ一致した。一方,わが国の根こぶ病抵抗性ハクサイ品種を侵す個体群と侵さない個体群を判別できるRAPDマーカーは見つからなかった。

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