岡山県農業総合センター農業試験場
2001 年 67 巻 3 号 p. 248-253
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関東地方以西でのモモ灰星病菌の子のう盤形成を岡山県において初めて確認した.子のう盤の成熟最盛期はモモの開花時期と一致し,子のう胞子はモモに病原性を示した.また,灰星病菌はモモ縮葉病の罹病葉や罹病枝上で増殖し,5月中旬から6月下旬頃まで多量の分生子を形成した.以上のことから,西南暖地においても子のう胞子は本病菌の第一次伝染源となること,また,縮葉病病斑上に形成される分生子は果実への伝染源となることが明らかとなった.
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