心身医学
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家族環境からみた摂食障害の危険因子についての予備的研究
大場 眞理子安藤 哲也宮崎 隆穂川村 則行濱田 孝大野 貴子龍田 直子苅部 正巳近喰 ふじ子吾郷 晋浩小牧 元石川 俊男
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2002 年 42 巻 5 号 p. 315-324

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抄録

家族環境からみた摂食障害の危険因子について調べるために,「先行体験」「患者からみた親の養育態度」について,患者からよく聞かれるキーワードを用いて質問表を作成し,健常対照群と比較検討した.その結果,「母親に甘えられずさびしい」がどの病型でも危険因子として抽出された.また患者群全体で「父親との接点が乏しい」も抽出され父親の役割との関連性も見直す必要性があると思われた.さらにANbpとBNにおいては,「両親間の不和」「両親の別居・離婚」といった先行体験の項目も抽出され,"むちゃ食い"が家庭内のストレス状況に対する対処行動としての意味合いをもつのではないかと考えられた.

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© 2002 一般社団法人 日本心身医学会
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