心身医学
Online ISSN : 2189-5996
Print ISSN : 0385-0307
ISSN-L : 0385-0307
医療心理士のためのワークショップ/呼吸器疾患の病態及び治療と心理社会的視点の理解
聴いて見て触れて学ぶ呼吸器疾患
丸岡 秀一郎松野 俊夫江花 昭一釋 文雄村上 正人
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 56 巻 9 号 p. 914-919

詳細
抄録

気管支喘息 (以下, 喘息), 慢性閉塞性肺疾患 (chronic obstructive pulmonary disease : COPD), 睡眠時無呼吸症候群 (本稿では, 臨床的に遭遇することが多い閉塞型睡眠時無呼吸症候群, 以下, obstructive sleep apnea syndrome : OSAS), 過換気症候群などの呼吸器系疾患は, 心理社会的要因が病態形成や増悪に密接に関与しており, 「呼吸器心身症」といわれている. これらの呼吸器疾患患者を取り巻く医療環境は昨今の技術の進歩によりめまぐるしく変容し, 受ける医療自体も複雑化している. よりよい患者理解のためには疾患の病態, 社会的背景だけではなく, 実際の呼吸ケアを知っておくことは重要である.  本ワークショップは, 喘息, COPD, OSASの病態と日常診療において実際に行われている呼吸ケア (喘息, COPDに対する吸入療法, 在宅酸素療法〔home oxygen therapy : HOT〕, OSASに対するCPAP療法〔continuous positive airway pressure therapy : 持続気道陽圧療法〕) を理解し, 実際に体験する体験型ワークショップであった. 呼吸器心身症患者のよりよい理解と日常診療における心身医学的アプローチの一助になればと考えている.

著者関連情報
© 2016 一般社団法人 日本心身医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top