2026 年 66 巻 1 号 p. 28-32
摂食症は,精神疾患に分類されているが,精神・心理面の症状,行動面の異常に加え,身体面の異常を伴うケースが少なくないため,心身両面からのアプローチが必要になる.したがって,心身医学や心療内科の担う役割が存在すると考えられ,本稿では,心身医学や心療内科の役割として,心身両面からの評価・アプローチに関して,筆者らのこれまでの活動を通して考察したい.具体的には,低体重・低栄養に伴う身体面の合併症および再栄養症候群に関する新たな知見,心理療法の取り組み,心理面の評価方法の開発に関して紹介したい.