乳幼児気管支喘息の気道過敏性を経皮的酸素分圧値を指標として測定するにあたり, いくつかの問題点を検討し, 群馬大小児科の方法と比較した。 (1) 測定時の患児の状態-検査1週間以内に呼吸器感染, 喘息発作がないこと。投薬の中止。測定時の姿勢。 (2) 吸入負荷方法-基本的に日本アレルギー学会吸入試験標準法に準じた。3歳以下はノーズクリップをせずにマスク吸人した。 (3) 経皮的酸素分圧値の測定-大腿内側部に装着し, tcPO2が安定してから測定した。吸入開始前のtcPO2は, 1歳未満60 torr以上, 1歳以上70 torr以上が望ましい。 (4) 判定方法-tcPO2が吸入前値よりも10%以上低下した場合を陽性とし, その時点の吸入溶液濃度を閾値とした。本測定法の特徴として, tcPO2は努力非依存性, 非観血的, 非侵襲的な検査であり, 安全性の面でも優れていることより, 乳幼児への応用が可能であるが, その値は必ずしも気道狭窄を100%示してはいない。