生理心理学と精神生理学
Online ISSN : 2185-551X
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自発性瞬目に及ぼす音楽映像の鑑賞効果
小林 新菜正木 宏明星野 (齋藤) 聡子山崎 勝男
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1999 年 17 巻 3 号 p. 183-191

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抄録

音楽映像を被験者 (女子大学生20名) に鑑賞させて, 興味の高低と音の有無が自発性瞬目に及ぼす影響を検討した.事前調査に基づき決定した高興味アーティストと低興味アーティストの各演奏映像を映像+音楽あるいは映像のみで呈示する条件間で自発性瞬目率を比較した (各映像4分間).その結果, 高興味刺激における自発性瞬目率は低興味刺激よりも有意に低下した.また, 映像+音楽の鑑賞と比較して, 映像のみの鑑賞時には自発性瞬目率は上昇し, その効果は低興味刺激において顕著に現れることが明らかとなった.これらの結果から, 自発性瞬目は興味の程度と音楽との相互作用によって影響を受けることが示唆された.

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© 日本生理心理学会
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