生理心理学と精神生理学
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タイムプレッシャーが弁別難易度の異なる弁別反応時のP300とLRPに及ぼす影響
白石 舞衣子宮谷 真人
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2005 年 23 巻 3 号 p. 227-236

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抄録

本研究ではタイムプレッシャー (以下TP) が刺激評価過程や反応準備過程に及ぼす影響について, P300とLRPを指標として検討した.視覚および聴覚刺激を用いた弁別課題を遂行中の参加者からERPを記録した.TPは反応に許される制限時間の長さで操作し, P300とLRPの潜時に及ぼすTPの効果を弁別の難易度が異なる2つの条件間で比較した.弁別の難易度は刺激強度によって操作した.P300の潜時は弁別が困難な条件でのみ, TPの影響を受けて短縮した.LRPの潜時は刺激強度にかかわらずTPの影響を受けた.これらの結果は, 刺激評価過程と反応準備過程の両方が, TPによって短縮されることを示唆する.

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© 日本生理心理学会
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