生理心理学と精神生理学
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主観的興味が瞬目率と体動の生起頻度に及ぼす影響
-見本評定法による主観的興味の統制-
津田 兼六鈴木 直人
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1990 年 8 巻 1 号 p. 31-37

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抄録

主観的興味が瞬目率と自発性体動に及ぼす影響を検討するため, 主観的興味の程度の異なる2つの条件下で, 30名の大学生男女にVTR刺激を提示した.実験セッションに入る前に, 各被験者には8分間の実験刺激を代表する12場面の短い見本刺激が提示され, 各刺激に対する興味の程度, おもしろさ, 好み, について評定が求められた.各被験者の評定結果に基づいて, 最も興味の高いものと最も低いものを選出し, この2種の刺激を用いて, 高興味条件あるいは低興味条件を施行した.その結果, 高興味条件における瞬目率と体動は, 低興味条件よりも有意に低減することがわかった.これらの結果は, 見本評定法を用いて興味条件を統制することによって, 主観的興味と瞬目率の間により明確な関係がみられることを示している.

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© 日本生理心理学会
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