小児理学療法学
Online ISSN : 2758-6456
原著
6〜9歳の自閉スペクトラム症児の縄跳びにおける前跳び動作の三次元動作解析による運動学的特性の検討
栗田 梨渚藤田 和樹菅野 智也川端 香平谷 美智夫小林 康孝
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2025 年 4 巻 1 号 p. 20-30

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抄録

目的:自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder:ASD)児の縄跳び動作の運動学的特性を明らかにすることを目的とした。

方法:6〜9歳の定型発達(Typically Developing:TD)児(男児6名・女児2名)とASD児(男児8名)の各8名を対象とし,連続20回以上の前跳びを課題とした。三次元動作解析装置VICONを用いて計測を行い,身体中心(Center of Mass:CoM)移動距離の平均および変動係数(Coefficient of Variation:CV),動作時の各関節の角度変化量(Range of Motion:ROM=最大値−最小値)およびCVを算出した。

結果:ASD群はTD群に比べて膝関節屈伸および股関節内外転のROM,骨盤の前後傾斜CV,前後・左右方向へのCoM移動距離が有意に高値を示した。

結論:ASD児は前跳び動作において膝・股関節の角度変化量が大きく,とくに膝関節屈曲および股関節外転の最大角度が大きかった。また,骨盤傾斜の変動性が大きく姿勢動揺が生じていた。跳躍の際に着地点が偏移していることも明らかとなり,非効率な動作であることが示唆された。

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© 2025 一般社団法人日本小児理学療法学会
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