日本補綴歯科学会雑誌
Online ISSN : 1883-177X
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咬合平面修正と咬合支持回復にインプラントを含む固定性補綴装置を用いた症例
森脇 祥博
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50 巻 (2006) 2 号 p. 288-291

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抄録

症例の概要: 患者は初診時年齢54歳の女性で, 右側臼歯部欠損による咀嚼障害を主訴に来院した. 長期にわたり欠損を放置したことにより咬合平面に乱れが生じていた. 本症例に対し, インプラント支持を含む固定性補綴装置を用いて咬合平面の修正と咬合支持の回復を行った結果, 5年にわたり良好な経過が得られた.
考察: 咬合平面の修正にはアンテリアガイダンスの設定とプロビジョナルレストレーションによる観察が効を奏した. また, インプラントと歯冠補綴が混在する歯列では, 生体力学的に異質な要素が存在するため, 定期的な経過観察と咬合調整の必要性を実感した.
結論: 遊離端欠損を有する症例に対するインプラント治療は, 患者のQOLにとって有効なことが示された.

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