言語連想法による態度測定の試み
ジャーナル
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1960 年
31 巻
4 号
p. 237-242
詳細
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発行日: 1960 年
受付日: 1959/10/06
J-STAGE公開日: 2010/07/16
受理日: -
早期公開日: -
改訂日: -
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訂正情報
訂正日: 2010/07/16
訂正理由: -
訂正箇所: 論文抄録
訂正内容: 訂正前 : 平凡反応に関するデータを明示しなかったが, われわれが対象としたそれぞれの被験者群の示す平凡反応にはほとんど差異がなかった. いいかえれば平凡反応を手がかりとするかぎり, それぞれの集団の態度の違いを明らかにすることはできなかった. しかるに心情反応を手がかりとするわれわれの方法では, かなりはっきりと彼らの態度の違いを測定でき, しかもその結果は他の資料と照合してみてもかなりよく一致する. われわれの試みはまず成功したといえよう. ただし心情反応は全連想語のうちのたかだか10%内外を占めるにすぎず, 全被験者が平均して同じ程度の心情反応をする場合はよいが, 数人のものが著しく多数の心情反応を独占的にする場合は, それによって結果が大きく左右される危険もあるし, 心情反応が5%以下に激減する大学生などではこの危険がさらに増大するという難点がある. このようにいろいろと問題点があるが, これらについては今後さらに検討してみるつもりである.
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