幼児における絵の対連合学習
ジャーナル
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1972 年
43 巻
2 号
p. 95-100
詳細
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発行日: 1972/06/10
受付日: 1972/02/04
J-STAGE公開日: 2010/07/16
受理日: -
早期公開日: -
改訂日: -
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訂正情報
訂正日: 2010/07/16
訂正理由: -
訂正箇所: 論文抄録
訂正内容: 訂正前 : 本研究の目的は, 刺激項に彩色画を用いた対が線画を用いた対よりも速く学習されるという仮説を吟味することであった. この予言は, 具体性あるいは心像喚起力が対の刺激項では学習と正の関係をもつが, 反応項では関係がないという概念的ペグ仮説から推論された.
刺激項と反応項について, 彩色画-彩色画, 彩色画-線画, 線画-彩色画, 線画-線画という4型を作り, 幼稚園児に学習させた. 刺激項と反応項の対呈示をする学習試行と, 刺激項のみを呈示して対応する反応項を言わせるテスト試行が, 交互に3回行なわれた. その結果, (a) リストAでは仮説が支持されたが, リストBでは支持されなかった, (b) 学習試行が進むにつれて, 刺激項に彩色画を用いた対の学習が線画を用いた対の学習よりも有利になった. リストによる相違に関連する補助的資料が示され, そして概念的ペグ仮説と偶発的手がかり仮説による説明が提出された. 自由再生法を用いた追加実験の結果と合わせて, 彩色画と線画の違いは反応項の習得学習では生じないが, 対連合学習における連合学習の段階で生じることが指摘された.
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