蘇生
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東日本大震災・福島第1原発事故と福島県立医科大学
村川 雅洋
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2012 年 31 巻 2 号 p. 82-84

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抄録

 2011年3月11日に発生した東日本大震災時,福島県立医科大学附属病院では,患者の安全確保を行うとともに,被災重症患者の受け入れ態勢を整備した。しかし,断水のため手術・透析の制限などを余儀なくされた。また,引き続く東京電力福島第一原子力発電所の事故に対しては,原発内の被ばく・負傷作業員らの除染・治療,避難地域内医療施設からの患者受け入れと域外搬送も行った。急性期以後には,県内各地の避難所における小児科診療や感染制御,深部静脈血栓症や心疾患のスクリーニング,心のケアなども行った。その後継続して,全県民の健康管理調査を含め,地域医療の再構築に向けて,安心して暮らせる福島県を取り戻す使命を担っている。

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© 2012 日本蘇生学会
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