抄録
心筋虚血再灌流ウサギモデルにおいて,心筋壊死縮小効果をもたらすセボフルランの投与方法を検討した。ケタミン/ザイラジン(K/X)で麻酔したコントロール群,さらに1.5%セボフルランを持続投与した群(K/X+1.5S群),2.1%セボフルランの持続投与群(2.1S群),1.5%セボフルランでプレコンディショニングを行った群(Pre群),ポストコンディショニングを行った群(Post群)に分類し,虚血再灌流を行った。心筋梗塞域/虚血域のサイズからコントロール群に比べ他の4群では虚血再灌流後の心筋壊死縮小効果が有意に大きかった。またPre群とPost群の虚血再灌流後の心筋壊死縮小効果は2.1S群に比べて有意に大きかった。プレコンディショニング,ポストコンディショニングは心筋保護効果がほぼ同等の強さであることが示唆された。