蘇生
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各種輸液製剤による血液希釈がソノクロットTMシグナルに及ぼす影響
藤林 哲男小野 靖志福田 悟
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2000 年 19 巻 2 号 p. 127-130

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抄録

各種等張輸液製剤 (酢酸リンゲル液, 乳酸リンゲル液, 6%ヒドロキシエチルスターチ, 生理食塩水, 5%ブドウ糖液, 4.4%ヒト血清アルブミン) による血液希釈が, 血液凝固能に及ぼす影響を, 健康成人の血液 (in vitro) で, ソノクロットTMを用いて検討した。
25%希釈ではどの輸液製剤もソノクロットTMによる活性凝固時間 (SonACT) およびクロット形成速度 (Clot Rate) ともに正常範囲であった。50%希釈では, 5%ブドウ糖液, 6%ヒドロキシエチルスターチおよび4.4%ヒト血清アルブミンで, SonACTおよびClot Rateはいずれも異常を認め, SonACTは延長し, Clot Rateは低下した。以上より, 5%ブドウ糖液, 6%ヒドロキシエチルスターチおよび4.4%ヒト血清アルブミンを用いて大量急速輸液を行う場合, 血液凝固能低下に留意する必要があることが示唆された。

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