抄録
マダニ刺咬症の農村地域における実態調査のために,平成14年と同様の調査票にもとづいて,症例の集積を行なった。調査依頼機関は,日本農村医学会に関係の110医療機関で,そのうち80医療機関から回答が得られた。日農医関係以外でも11医療機関から協力が得られた。
マダニ刺咬症は,134例が集計された。これらの症例の実態は,今までの報告と同様であり,特別な相違はみられなかった。
ライム病の症例は,14例集計された。全例とも,第1期の皮膚症状のみであった。日本紅斑熱の症例は本年もみられなかった。
調査に協力された医療機関,集計された症例は表1の通りである。