抄録
腹腔鏡下左付属器切除術後6 日目に皮下血腫を発症した1 例を経験したので報告する。手術はbladeless trocar による3 ポート(臍部・左右下腹部)を留置して行ない,トロカール挿入・抜去時には出血は見られなかった。術後3 日目に退院し, 6 日目に左下腹痛を自覚し救急外来を受診した。dynamic CT により皮下動脈からの活動性出血による皮下血腫と診断され,トロカール創を開放することで,止血は容易に達成された。血腫の責任血管の同定および低侵襲の止血方法の決定にdynamic CT が有用であった。