日本農村医学会雑誌
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同時発症したと思われる高血圧性脳内出血の1例
鶴嶋 英夫亀崎 高夫
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1998 年 47 巻 2 号 p. 137-140

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抄録

同時多発性頭蓋内出血の1例を報告する。症例は80歳男性で右片麻痺と意識障害を突然発症し来院した。高血圧症の既往歴があった。Computed tomographic (CT) scanが直ちに施行され, 左視床出血と左橋出血が確認された。入院後に施行された造影CTscan, magnetic resonance (MR) imageやMR angiographyでは異常血管と思われる所見は得られなかった。患者は保存的に治療されたが, 入院後2か月を経過しても意識レベルの改善は診られなかった。同時多発性頭蓋内出血の報告例は我々の調べ得た限りでは少なく, その予後も極めて不良であると思われた。

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