リハビリテーション医学
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脳卒中患者における身体障害改善の心理的効果
川平 和美田中 信行横山 富美子内田 愛竹迫 賢一山中 隆夫
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キーワード: 脳卒中患者, 心理
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20 巻 (1983) 4 号 p. 233-239

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抄録

脳卒中患者における身体障害改善の心理的影響を明らかにするため,知能正常の脳卒中患者82名に身体能力評価と各種心理テストを入,退院時行ない次の結論を得た.
1) 身体障害改善の心理的影響は患者の性別で大きく異なり,男性では身体障害軽減,殊に移動能力向上は心理的改善につながるが,女性ではそのような傾向はなかった.2) 身体障害の心理的影響は,男性では入,退院時ともその移動能力に相関するが,女性では入,退院時とも移動能力とは関連が弱く,上肢能力と相関する傾向を示した.入院中の訓練にもかかわらず歩行不能に終る症例,殊に男性では入院時より明らかな神経症的傾向や高い不安水準,ならびに異常な人格特性を示す例が多かった.

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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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