リハビリテーション医学
Online ISSN : 1880-778X
Print ISSN : 0034-351X
自動介助運動の神経生理学的機序とその意義
佐藤 一望
著者情報
キーワード: 他動運動, 筋電初期活動
ジャーナル フリー

21 巻 (1984) 2 号 p. 78-83

詳細
PDFをダウンロード (862K) 発行機関連絡先
抄録

肘他動運動中に肘屈曲反応動作を行なわせ,その際の上腕二頭筋筋電図を記録・分析し,他動運動の筋活動への影響を検討した.静止時に比較して他動運動時には筋活動開始後60-70msecまでの筋電活動が低下した.対側肘の他動運動は筋電活動に影響を与えなかった.他動屈曲運動時に比較して他動伸展運動時には筋電活動が増加し,この現象は他動運動の速度がはやいほど,また筋活動開始後40msec以後で著しかった.他動運動中の筋電初期活動の低下は,運動感覚情報による運動プログラムの変容にもとづくと推定され,他動運動の方向性による筋電活動の差は,脊髄反射弓の関与が考えられた.

著者関連情報
© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top