リハビリテーション医学
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垂直荷重力の測定による椅坐位からの立ち上がり動作の解析
生田 宗博立野 勝彦
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1992 年 29 巻 3 号 p. 199-209

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抄録

18~21歳の健常成人女性17名を対象とし,4通りに設定した椅坐位から,立ち上がる動作に際して発生する垂直荷重力を,両臀部の下と両足部の下に設置した計4枚の重心測定板と,杖の下に設置した荷重計によって測定し解析した.その結果,4通りいずれの立ち上がり動作でも,動作を5相に分けることができた,1相では荷重中心位置の後方へずれることで前方への移動力が蓄えられた.2相では垂直荷重力の減少分の力が前方移動の力となった.3相では臀部が坐面から離れ全体重が踵部で支持され,静止時体重支持力の16%以上の力で上方移動が加速された.4相では荷重中心が踵から足底へ移り,上方への伸展力が制御され立位が作られた.5相では完全な立位となる立位バランスが作られた.

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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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