リハビリテーション医学
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脳血管障害急性期例の排尿障害の病型分類と入院時症状との関連
伊藤 秀樹萩中 隆博塩井 美紀押田 直子中村 佳代豊田 章宏伊藤 元弥
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1998 年 35 巻 8 号 p. 549-555

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抄録

脳血管障害(CVD)急性期例の排尿障害(UD)の特色を明らかにすることを目的とした.方法:対象はCVD 148例で,UDの病型を尿路管理方法と尿水力学的検査により,I(障害なし:83例),II〔留置導尿(B)要,薬物療法(M)不要:31例〕,III(B・M要)に大別し,IIIをa(排尿筋障害:25例)とb(排尿筋・括約筋協調不全:9例)に分け,性,年齢,入院時症状,CVDの病型との関係を検討した.結果:Iは男性(p<0.001),64歳以下(p<0.01),IIIは女性(p<0.05),65歳以上に多かった(p<0.05).B例は下肢Stage(St)IV以下(p<0.005),IIIはSt III以下に多かった(p<0.001).Bには意識障害(CI),深部知覚障害,病態失認(AG),IIIにはCI,AGが寄与した.結論:UDの病型は入院時症状と密接な関係を示した.

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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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