36 巻 (1999) 3 号 p. 172-179
24時間膀胱内圧測定器を試作し, 16名の脊髄損傷患者に試用し, 外来膀胱内圧検査との違いを比較, 検討した。波型のパターンは3型に分類できた.I型は日常生活で膀胱内圧の上昇が認めらないもの (3例), II型はトランスファーや蓄尿などの膀胱刺激により30cmH2O以上の膀胱内圧上昇が5分以上連続し, 持続波として単発性に認められるもの (5例), III型は持続波が連続して2回以上頻発して認められるもの (8例) であった。従来の膀胱内圧測定との解離を示す例が3例見られ, またトランスファーや痙性による膀胱の不随意な収縮が観察可能であり, 脊髄損傷患者の膀胱内圧の変化を知る上で重要な検査方法であると考えられた。