リハビリテーション医学
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簡易上肢機能検査(STEF)を用いた頸髄症術前後の上肢運動機能評価
橋本 光宏小林 健一岡本 弦西垣 浩光吉永 勝訓
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38 巻 (2001) 11 号 p. 912-919

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抄録

手術を行った頸髄症56例に対し簡易上肢機能検査(STEF)を行い,術前後の上肢運動機能を評価した.STEFは術前後で有意に改善し,手術およびリハビリテーションの効果を評価するのに有用であると思われた.10項目の検査のうち特に検査8~10において,術前は低値を示したが,術後の改善が著しかった.これらの検査は母指と示指による細かいもののピンチ動作を要求され,手指の巧緻運動性を定量的に評価するのに有用であると思われた.STEFとJOA scoreの上肢運動機能項目は術前はSpearmanの相関係数0.70(p<0.01)にて,術後は0.55(p<0.01)にて相関を示した.頸髄症の上肢運動機能評価において,STEFは客観的であり,左右の上肢機能を別々に評価できるという長所がある.

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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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