リハビリテーション医学
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29肢体不自由児施設における脳性運動障害児粗大運動訓練効果の検討
朝貝 芳美松山 利勝森山 明夫二井 英二中込 直福永 拙
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39 巻 (2002) 8 号 p. 467-473

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抄録

母子入所13施設88例,外来通院27施設277例の脳性運動障害児の訓練効果について,新たに試作した脳性麻痺簡易運動テスト(SMTCP)を用いて比較検討した.平均年齢は母子入所児は3歳1ヵ月,外来児は2歳6ヵ月であり,母子入所児には重症例が多かったが,同じ期間で外来児と同程度のSMTCP総合点の増加がみられた.最終評価では,平均4ヵ月後でみた母子入所児に点数減少例はなく,平均6ヵ月後でみた外来児では17例が減少した.訓練効果と関連する項目は重症度,年齢,児の状況,筋緊張の程度,合併症の数,IQであり,外来通院ではPT訓練頻度による違いもみられた.訓練指導に関しては,漫然と外来訓練指導を実施するのではなく,訓練効果と関連する項目を考慮しつつ,児の状況により訓練回数や指導方法を検討する必要がある.

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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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